ごあいさつ

 わが国は国土の約3分の2が森林であり、海岸線なども含め住所や目標物といった方法では位置特定ができない場所が非常に多く、災害の度に警察、消防、自衛隊等の救援部隊が場所探しのために膨大な時間と労力を浪費しており、これによる遅れで多くの人命や財産が失われるというのが現状です。このためどんな場所でも正確に表現しようとすると座標が必要となり、専門的には緯度経度が使われています。ところが緯度経度は球面の地球表面の位置を表す非常に合理的な座標系ですが、GPSがこれだけ普及した現在においても、私たちの日常ではあまり馴染みのないものとなっております。
 そこで私たちが普及を推進しようとしているNコードとは、緯度経度(世界測地系)と相互変換可能な全世界対応のコード体系です。
Nコードは、全世界的に緯度経度と互換性を持たせつつ、平面直角座標感覚で利用することができます。

Nコードには、

このため誰にも分り易いという実用性のみならず専門的用途にも問題なく適用が可能であり、緯度経度で蓄えられ死蔵されている膨大なデータベースもNコード化する事によって有効活用する事ができます。
Nコードは、東南海沖地震等の防災対策もさることながら、現在、登山、観光、農地/森林管理、移動体管理など様々な分野で導入やその検討が進められております。
このような状況から私たちは、Nコードがより広く社会に役立つようになる事を目的とし、用途開発を支援する「一般社団法人Nコード管理協会」を設立いたしました。
そして当協会はしっかりした会員組織を作り、Nコードの信頼性を保つと共に、無駄な労力・エネルギーの排除を実現し、世の中の安全・安心を確保し、地球環境改善の一翼を担うことを目指しております。


一般社団法人Nコード管理協会代表理事役職  安田 明生
東京海洋大学名誉教授
東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科特任教授
測位航法学会会長
マルチGNSSアジア運営委員会共同議長
高度測位社会基盤研究フォーラム副代表理事
GPS/GNSS国際シンポジウム、国際プログラム委員
"GPS World" Editorial Advisory Board
"Inside GNSS" Editorial Advisory Council

一般社団法人Nコード管理協会の概要

事業の目的

  1. Nコードの普及、広報活動事業
  2. Nコードの利用に関する認証事業
  3. 疑似コードの氾濫防止にかかる管理事業
  4. 前各号に掲げる事業に付帯または関連する事業

Nコードに関する特許

名称 座標相互変換モジュール
日本 特許第4384118号
米国 US7676534

一般社団法人Nコード管理協会入会申込書Nコードマップ